たたかない・怒鳴らない子育て
ポジティブ・ディシプリンとは
「罰はダメと言うなら、どうしつけを変えればいいの?」
のコタエを探すプログラム

ポジティブ・ディシプリンは、「このような時にはこうすればよい」というハウ・ツーとは異なり養育者自らが、子どもに教えるより良いアプローチを見出すための「考え方」を提案しています。
養育者が子どものこころや体を傷つける罰を用いた子育てから少しずつ距離を置き、子どもの健やかな発達と学びを促すような子育てに移行していくことを目的として開発された養育者を支援プログラムです。
ポジティブ・ディシプリンでは、効果的な子育てに必要とされる、以下の4原則を通して、子どもたちへ教えるアプローチを考えます。
1. 長期的な目標を決めること
2. 温かさを与え、枠組みを示すこと
3. 子どもの考え方・感じ方を理解すること
4. 課題を解決すること
他のプログラムとなにが違うの?
ポジティブ・ディシプリンは、以下の3つの柱に基づいて、開発されています 。
子どもの健やかな発達に関する研究結果
効果的な育児に関する研究結果
子どもの権利の原則
日本国内では、養育者を支援するプログラムには数多くの実践がありますが、ポジティブ・ディシプリンの特徴は以下です。
1. 養育者による懲罰的な子育てをなくすことを目的としている
2. 0歳から18歳までの子どもを育てる養育者を対象としている
3. 養育困難や虐待リスクのある養育者のためでなく、子どもの養育を担うすべ
ての人のために開発されている
4. 標準化されたプログラムを実施することにより、各国で実施されるプログラ
ムの効果を測定し、その結果をプログラムの実施の改善へ活用している